現地レポート

武蔵国の古代駅路 ⑥武蔵路の遺構を歩いてみませんか?

国分寺市では、20年ほど前の発掘調査で、幅12mの駅路遺構が490mもの長さで確認されています。

武蔵路の存在を世に知らしめた記念碑的な遺構「日影山遺跡」です。

現在も車道より広い歩道下に保存され、路面に最大時の道路幅と側溝が表示されています。どなたでも往時の姿をイメージできるはずです。

とはいえ、人の目線の高さだとスケールが分かりにくいので、まずはGoogle earthの3D画像でどうぞ。

東山道Googleマップ.jpg)

そして、サプライズで発掘調査当時の写真です。駅路はやっぱこれですよ、これ!(笑)

国分寺市西国分寺遺跡・東山道

現在に戻りますと、谷部へ下る切通しの遺構平面レプリカも展示されています。

端っこに写っているのは、無理やり連れていかれた我が家の子供です(笑)。

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周辺には国分寺、国分尼寺の遺跡が公園となって整備されています。

少し離れていますが、府中市の大國魂神社東には、国府国衙跡の掘立柱などが復元・展示されています。

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古代道路歩きの入門編としてお薦めのコースです。

それぞれの位置関係は現地案内板の説明を御覧ください。

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以上で、東山道武蔵路シリーズは終わりです。

勝呂廃寺以北はどうした!、というお叱りの声が聞こえてきそうですが、ルートについて諸説ありマニア度が高すぎるため割愛いたします(笑)。

最後に、案内板の駅路図を掲げ、〆とさせて頂きます。

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