現地レポート

北陸道・倶利伽羅峠の古代道路⑥

矢立道赤線)の脇に、古代北陸道の切通し痕跡がしっかりと残っていました。サイズの差は歴然ですね。

現道「源平ライン」に削られながらも、図のような新旧の道路痕跡が残り、3D地図でも確認することができます。切り合い関係から1→2→3の順で新しくなっていくようです。

古代交通研究会『古代交通研究第7号』西井龍儀「倶利伽羅峠の古道」1997年より

アイキャッチの写真は2、下の写真は3で、いずれも幅約6mあります。1は未確認。付近は細砂質土で崩れやすい地質で、何度も付け替えらえた原因だと考えられています。

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