現地レポート

北陸道・倶利伽羅峠の古代道路⑤

今回は少し寄り道して近世古道の痕跡をご紹介します。

峠から東約1.3㎞に矢立山(205.7m)があり、その西側から近世初頭に付け替えらえた北陸道が北東へ分岐しています。

一方、南東へのルートも使われ続け、明治末の地図でも赤線の通り記載されています。

これが矢立道(蓮沼道)で、アイキャッチ写真の通り、深いU字型の古道跡が残っています。さて、では古代の北陸道はどこを走っていたのでしょうか? 実は矢立道と絡み合うように痕跡が残っているのです。

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