現地レポート

北陸道・倶利伽羅峠の古代道路⑨


葵塚・巴塚の周辺は、交通の要衝であったらしく、古道痕跡が複雑に集束・分岐しています。測量図とトップの3D地図をじっくり見比べて下さい。

古代交通研究会『古代交通研究第7号』西井龍儀「倶利伽羅峠の古道」1997年より

前回の葵塚脇の約3m幅の古道を西へ辿っていくと出会うのが、トップ写真の切通しです。3D地図で2の地点。東西方向へ走る幅6-7mの古道2の一部で、高さ5mの開削があります。

底幅10m前後と大きく、写真では片壁しか写りません。 切り合い関係から見ると、1A→1B→2と新しくなり、3が分岐しているそうです。現地を歩くと確かにこうした痕跡を確認できるのですが、藪がひどく写真でお見せするのが困難です。

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