前回地点を北に辿り道路痕跡を探しました。同じく内蒙古自治区オルドス市東勝区です。
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すると、あるわあるわ(笑)。幅50mはあろうかという巨大な切通しのオンパレードでした。
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人民の多大な犠牲があったとされますが、これほどの大工事を成し遂げた秦の国力には畏敬の念を禁じえませんでした。
浸食谷に削られた断面を見ると、地表からわずか30㎝ほど下に硬くしまった地層があり道路面と推定しました。乾燥した草原地帯であり自然堆積がほとんど進んでいないようです。つまり、敷設当時とそれほど変わらない姿が残されているということです。
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はるか北を眺めると切通しがまっすぐに伸びているのがよくわかります。浸食谷に阻まれ、真っすぐに歩くことはできません。
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かつては皇帝しか通行を許されなかったという秦直道の中心に立ち、在りし日の軍馬の往来にしばし想いを馳せました。
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ここから北へ20㎞ほどで旧黄河に達し、渡るとすぐに終点の九原郡城(麻池古城)となります。
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最後に今回の旅をご企画され同行をお許し頂いた歴史古街道団の宮田太郎さんに、心よりのお礼を申し上げます。さて、次はどの国の古代道路を探しに行きましょうか?(笑)